勉強嫌いな子どもはいつから塾に通わせる?!〜志望校に入るためのおすすめの入塾時期とは〜

アイコン2024年9月3日

勉強が苦手な子どもはいつから塾に通わせたらいいのだろう…これは勉強が苦手な子を持つ親の悩みではないでしょうか。

早すぎても、さらに勉強嫌いになっても困るし遅すぎても受験に影響してしまうのではないか…となかなか決断できないご両親にむけて、今回の記事では志望校に入るための塾のタイミングについて詳しくお話していきたいと思います。

高校受験に向けていつからスタートすべき?

勉強が苦手のお子さんは、そのほとんどが中学一年生の定期テストで「自分は勉強が苦手なんだ」「数学がこんなにできなかったんだ…」などの感情がテストの悪かった点数とともに実感する場合が多いようです。実際、そのようなお子さんの場合には塾に通っていないケースが多かったり、普段から勉強の予習・復習などの習慣がないお子さんのことが多いです。

普段から勉強する習慣がない分、中学生初めてのテストで悪い結果になってしまい、さらに勉強が苦手になっていく悪循環になっています。

高校受験に向けての勉強自体は、多くの中学生の体験上「中学3年生の夏頃から」という回答が多いです。ですが、勉強が苦手な子の場合、苦手教科の予習復習などの問題から早めに塾に通って苦手教科のフォローを行った方がいいでしょう。

2008年の文部化学省の「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」でも、中学1年生は45.1%、2年生は50.9%、3年生は65.2%の割合で学習塾に通っています。この数値でみていくと学年ごとに塾に通う傾向が強くなり、最終的には約6割ほどの中学生が塾に通っている状況になります。

やはり中学生に進級したことで、勉強のスピードや内容についていけていない…という中学生が増えてくるのではないでしょうか。

そのような点でも、勉強が苦手なお子さんの場合には早めの塾に通わせた方が良いでしょう。わからないところをそのままにせず、きちんと質問ができる環境を整えてあげることも大切です。

塾に行った方がいいタイプの子の特徴とは

塾に通うことをおすすめする子の特徴としては下記になります。

勉強する習慣がついていない場合

基本的に中学生にもなってくると、授業でも自習時間などが設けられる時があります。そのような時や自宅で自主的にひとりでの勉強ができない場合には、塾に通った方が良いでしょう。中学生ともなってくると、復習と予習が大切です。

それができない場合には、塾に通い講師の先生に教わった方がしっかりと学ぶことができます。

勉強の遅れを取り戻したい場合

中学生にもなってくると、授業時間は小学生の時に比べて長くなるものの勉強の内容は小学生の時よりも多く、さらに勉強のスピードも早くなります。そのため、一度勉強が遅れてしまうとなかなか学校のペースに追いつけなくなってしまうのです。その場合、自分で自主勉強をしてもそもそもの基礎知識がないためになかなか追いつけません。

ですので、勉強の遅れを取り戻したい場合には、塾に通って講師の先生に教わった方が早く理解して学校の授業の遅れを取り戻すことが可能です。

塾で同じ仲間と一緒に勉強したい

子どもによっては「友達と一緒に勉強することで勉強のモチベーションを維持できる」という子も中にはいます。そのようなタイプの子の場合には、塾に通わせて同じレベル感の仲間を作って一緒に勉強すると良いでしょう。お互いに問題を出し合ったり、自主勉強できるような仲になると自然に勉強も捗るようになります。

受験対策をしたい

中学生になってくると、今後の進路について考える機会が増えてきます。そのなかで、もし希望する将来が出てきた時に一定のレベルの高校受験が必要なケースが出てきます。

そのような場合には、今後の進路が決まってくるので受験に向けて早いうちから塾で学んで対策を行っていく必要があります。そのような場合には、受験対策にも強い塾に入って学ぶと良いでしょう。

塾で失敗しないために考えておくべきこと

塾に通わせると決めた場合に失敗しないために注意しておきたいことがあります。

それを下記にまとめました。

通える範囲内の距離

塾に通うのに、ひとりで通うことができないほど遠い距離の場合にはご両親も心配するので、近くの通える範囲内で探しましょう。少し遠い塾であっても、送迎バスがある塾もあるのでそのような方法でも通える塾を探すことが大事です。

目的のレベルにあった塾にする

塾によっては地区のなかの難関校を目指すような塾もあれば、本人の学力や性格を重要視する塾もあります。どのような目的で塾に通わせるのか。本人のレベルよりも高い高校を受験させたいのか、無難な高校を目指すのか、など、高校受験の際にどのような選択をするのか。というところで塾を選ぶことも大事です。

講師との相性を確認しておく

塾によっては、無料体験授業を行っている塾もあります。もし可能であれば、前もって無料体験に申し込み、体験してから塾を選ぶようにしましょう。塾の講師との相性も大事ですので、入塾してから相性が悪く塾をやめてしまうことがないようにあらかじめ講師の先生と本人・ご両親でお話しておくことも大切です。

志望校や将来の道に続く塾を選ぶ

塾の方針やレベルはさまざまです。難関校を目指す塾もあれば、無難な公立高校への進学率をあげることに注力をおく塾もあります。お子さんと両親で「どんな未来を得るためにその塾に通うのか」というところをしっかり定義づけたうえで塾を選ぶことも大切です。

親子で決めておきたい勉強の方針

高校受験ともなると、本人の将来への夢や進路にも関わってきますよね。そのため、中学に入学した頃から、ご両親とお子さんのなかで将来をどう考えているのか。勉強に対するルールなどを作る場合には、それも含めて始めに話しておきましょう。

勉強の方針や塾に通うのであればその方向性も含めて、お互いにすり合わせをしたうえで通わせることが大事です。

塾、受験はあくまでスタート。息抜きも大切

塾や受験はあくまで将来へ向かうスタートです。中学生ともなってくると、お子さんも将来の夢や、挑戦したいことが出てくる時期になります。しっかりとお互いに話しあったうえでお互いにプラスになるような塾を選んでくださいね。塾は将来に向けての一歩です。

お子さんを詰めすぎないことも大事ですので、息抜きもしつつ頑張って塾に通える環境を整えていきましょう。