勉強が出来ない子の【勉強嫌い】がなくなる秘訣〜認知特性に応じた自分だけの学びかた〜
2024年2月9日
ある調査によると、勉強が苦手・嫌いな小学生の割合は学年が上がるにつれて増加傾向にあり、小学6年生になると約47%が勉強嫌い・苦手になっていることが明らかになりました。
そのような勉強が苦手・嫌いな子でも自分なりに勉強がしやすいようにするにはどうしたらいいかをご紹介させていただきます。
目次
勉強が出来ない、と感じる瞬間はどんな時?
勉強が苦手・嫌いになる瞬間はあります。
それは小学生から中学生あたりの年齢に差し掛かり、勉強の内容の変化やスピード、周囲の環境などさまざまな問題があるのでご紹介しますね。
分野が増える
これは中学に上がったお子さんに多いです。小学生時代とは違い、全体的な教科数が増え、実技なども増えてきます。勉強する科目も増えますので、そもそもの勉強範囲が大きくなります。それにより、「思っていた以上に勉強することが多い…」と尻込みしてしまう場合も。
全体的な勉強のボリュームが多い
小学生高学年〜中学生になるに連れて、全体的な勉強のボリューム量がどんどん増えていきます。お子さんのペースで勉強を任せていたら、そもそもテスト範囲の勉強が終わらなかった…なんてことも。勉強のボリュームもそもそも増えているので、お子さん自身のペースに任せてしまうと、そもそもテスト範囲すら復習が終わりません。
定期テストの勉強が難しい
中学生になると定期テストがあります。しかし、この定期テストの勉強法がわからず定期テストの点数が低下、勉強が苦手に・・となる方が多いです。基本的には日々の授業の予習と復習が行えて入れば大きく問題ないかもしれませんが、中学に進級し日々のことに精一杯の中学生にとっては、それも難しい話です。
小学校の頃は勉強しなくてもできていたことが、中学になり全く通用しなくなってしまうのです。これは中学生になってとてもショックな出来事です。ここでお子さんは勉強の仕方などについて考える機会が生まれることと思います。
勉強がわからない
勉強をしていても、そもそも理解が出来ていないことも。塾などで講師という質問ができる存在がいないと、ひとりでこのもやもやを抱えてしまい「自分は勉強が出来ない」と思い込んでしまうケースも。この場合には、そもそも小学生からの勉強の理解が出来ていないことが多いです。そのような場合こそ、初心にかえって一から勉強をする必要があります。
勉強を強制されて嫌になってしまう
お子さんが自ら勉強しないから、とついご両親が「勉強しなさい」とお子さんを怒ったり命令したりするケースが多いです。日頃からの関係性にもよりますが、思春期にも入っているお子さんにあまり命令口調で話してしまうと、「命令されてやるのが嫌」と勉強を始める前の入口から勉強を嫌いになってしまいます。
「スターバックス」と聞いて、お子さんは何を感じましたか?
スターバックスと聞いて、あなたはどのようなものをイメージしますか?
このあなたがイメージしたものによって、あなたの認知特性がわかります。
この認知特性というのは、目で見る・耳で聞くなどの五感を中心とした感覚器から入ってきた情報を、脳の中で「整理」、「記憶」、「理解」する能力になります。この認知特性のタイプによって自分に合う勉強法がわかります。
この質問をぜひお子さんにもしてみてください。もしスターバックスに馴染みが薄いようであれば、馴染みのあるお店の名前を出してもらって構いません。
そのお店の名前を聞いて、お店の風景やロゴのイラストなどをイメージした場合には視覚優位タイプ、お店の音楽や音をイメージしたのであれば聴覚優位タイプ、テーブルの温もりや他の身体の要素の感覚の場合には身体感覚優となります。
お子さんの認知特性がどのタイプかを確認して、お子さんにあった勉強法を探してみると勉強や暗記がスムーズにいく場合も多いです。
認知特性ごとの勉強タイプ
前回の質問の「スターバックスと聞いて何をイメージしたか」という回答で視覚優位、聴覚優位、身体感覚優位タイプの3タイプに区別が可能です。
そして、それぞれのタイプごとの勉強しやすい方法や工夫ポイントなどを一緒にご紹介します。
視覚優位タイプ
視覚が優位なタイプです。スターバックスと聞いて、カフェやデザインなどをイメージする方は視覚が優位に働いていることを示します。全体的に、視覚優位タイプは多いです。
このタイプは見たものを映像や動画として記憶していることが多いです。口頭での指示は理解しにくいですが、メモに書いたり、イラストで指示されたりしたものはスムーズに理解しやすいです。目で見て理解する、覚える、単語帳を作って見て覚える、というのが合っているタイプです。
聴覚優位タイプ
スターバックスと聞いて、目で見るイメージではなく店内の音などの様子をイメージしたお子さんの場合は、聴覚優位タイプになります。このタイプは、目で見るより耳で聞く情報の方が理解しやすい特性です。このタイプは、口頭での指示を理解しやすく、記憶と音が結びついています。
そのため、唱えて暗記することが得意だったり、英語の発音も聴いただけでうまく発音できるお子さんも多くいます。声に出す・聞くが得意でこれを意識した勉強法がおすすめになります。
身体感覚優位タイプ
スターバックスと聞いて、コーヒーなどの味覚をイメージしたりテーブルや椅子の温もりなど視る・聴く以外のものをイメージした場合がこちらになります。
このタイプは身体に触れたものなどをイメージすることが多いです。このタイプの勉強法は身体を動かしながらジェスチャーを使って理解したり、暗記すると頭に入りやすい傾向があります。また、「香り」などの嗅覚のイメージを行った場合には、香りと記憶を繋げてイメージして覚えたりすることも得意です。
認知特性に応じた勉強法にすると、吸収率が変わる
お子さんのタイプによって、認知特性は変わります。
自分に合っていない認知特性で覚えようとすると、なかなか覚えられずに勉強が進まないことがあったかもしれません。
今回の記事で自分の認知特性について知ることができると思います。
この機会に、ぜひお子さんの認知特性にあった勉強法を試してみてください。また、自分なりに勉強法を工夫することもおすすめです。自分なりの最適解が見つかると、さらに勉強がスムーズに行うことが出来ます。
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